Let’s Encrypt(certbot) で取得した証明書の削除

証明書を失効させて削除するコマンドは certbot revoke で、次のように指定します。

certbot はバージョンによってオプションや挙動が異なるため調べると様々な方法が出てきますが、現在は これだけで簡単に失効と削除が行えます。

なお、コマンド名が certbot-auto の場合でも同様です。
root ではない時は頭に sudo を付けて実行します。

2019年4月現在、CentOS7(epel) のバージョン 0.31.0 では、次のような挙動になります。

途中、証明書も一緒に削除するかとの問いに y と入力すると、/etc/letsencrypt 内の指定ドメインの証明書ファイルも一緒に削除してくれます。
以前のバージョンでは certbot delete を別途実行または手作業で削除していたようですが、現在はその必要はありません。

httpサーバの設定

Apache や Nginx 等の SSL/TLS 設定は個別に修正する必要があります。
そのままだと証明書ファイルが見つからずエラーになりますので、設定ファイルを開いて、削除済み証明書ファイルの指定部分を修正しましょう。

参考サイト

Windows のシンボリックリンクとハードリンクの違い

Windows にはシンボリックリンクとハードリンクの機能がありますが、違いや特徴が解りづらく、あまり利用されていないのではないかと思います。
その違いと特徴について考察します。

シンボリックリンク

エクスプローラでショートカットファイルを作るのに似ています。
仕組みは概ね Linux と同様ですが、作成方法には違いがあります。

特徴

  • シンボリックリンクは、元のファイルの(実体そのものではなく)パスを指す。
  • パスを指す為、他のドライブや、ネットワーク越しでもリンクできる。
  • シンボリックリンクを削除しても、元のファイルには何も影響しない(そのまま残る)。
  • 元のファイルを削除した場合、そのファイルへのシンボリックリンクは残るが、既に存在しないパスを指しておりアクセスできなくなる。
  • ショートカットファイルのように「作業フォルダ」の情報は無い為、実行ファイルはリンク先のフォルダではなく、実行したフォルダ側で起動する。
  • dir コマンドやエクスプローラで symlink であることが確認できる。
  • 作成には管理者権限が必要。

作成と削除

シンボリックリンクを作成・削除するときは、リンク先がフォルダかファイルかで方法が異なります。

ファイルは mklink で作成、del で削除。
フォルダは mklink /d で作成、rmdir で削除します。

ハードリンク

ハードリンクは Linux のそれと同様の動作をします。
つまり同一のドライブ内で、元のファイル名と同様にファイルを直接指す別名を付けます。

特徴

  • ハードリンクで付けた名前は、元のファイルの名前と全く同じように扱える。
  • 1つのファイル内容に対して、複数の名前でリンクを張ると解釈できる。
  • 元のファイルを削除しても、ハードリンクが 1つでも残っていればファイル内容(への参照)は残り、やはり元のファイルと同じようにアクセスできる。
  • 言い換えれば、ハードリンクによる参照が 1つでも残っている限りファイルは削除されない。
  • Windows10 に Linux サブシステムを入れて ls -l してみると、Linux と同様にファイルの参照数が増えることが確認できる。
  • 作成は一般ユーザ権限で可能。

作成と削除

mklink /h で作成、del で削除します。
リンク先はファイルのみで、フォルダのハードリンクは作れません。

対応環境

ハードリンクは Windows 2000 以降、シンボリックリンクは Vista 以降で利用できます。
対応ファイルシステムは NTFS です。

PowerShell で実行する際はコマンド名を cmd /c mklink にする必要があります。
コマンドプロンプト(cmd.exe)からは直接実行できます。

関連サイト

Windows 10 アップデート 1809 がほぼ全ての環境で利用可能に

Intel 製ディスプレイドライバの問題などで、一部の環境には配信されないままになっていたバージョン 1809 へのアップデートが、ようやくほぼ全ての環境で利用可能になりました。
配信停止は 3月15日頃から解除され、筆者も Windows Update から確認することで無事アップデートできました。

そこで、Windows 10 October 2018 Update と呼ばれるこの大型アップデートの特徴をいくつかおさらいしておきます。

アップデート時

  • ストレージの必要空き容量は、アップデート時の作業領域も含めて 30GB 程度。なお、必要空き容量は非公表。
  • アップデート完了までには結構時間がかかる。(1~2時間程度)
  • アップデート後 10日以内なら、設定の「回復」から前のバージョンに戻すこともできる。
windows_update_1809_amd64_2019-03.png
更新プログラムのインストール待ち

新機能と変更点

  • 「Snipping Tool」が非推奨になり、代わりに「画面領域切り取り」が追加された。詳しくは後述。
  • エクスプローラにもダークモードが有効になった。
    • 色の設定で、規定のアプリモードを黒にして有効化。
  • デバイス間でのクリップボード共有が可能に。
  • Unicode 11 の絵文字が使用可能。
  • スマホ同期アプリが追加された (が、あまり便利ではないらしい)。
  • 一部の Windows アプリの設定が部分的に初期化される。
    • エクスプローラ、タスクマネージャなど。
    • 半期毎の大型アップデートでは毎回こうなる。
  • 一部関連付けの強制変更。(JPEG → フォトアプリなど)
    • 元に戻すには、右クリックの「プログラムから開く → 別のプログラムを選択」で任意のアプリを選択し「常にこのアプリを使って … ファイルを開く」をチェックして OK を押す。

画面領域切り取り機能

右下のアクションセンターに「画面領域切り取り」が追加され、ここから画面を簡単にキャプチャできる。

  • キャプチャ直後に表示される通知をクリックすると、ストアアプリ「切り取り領域とスケッチ」が起動してペン書き込みやファイル保存、共有ができる。
    • キャプチャ及びファイルからの編集は可能だが、クリップボードからの貼り付けはできない。
    • クリップボードにコピーすることは可能。
  • 機能的にはウィンドウ単位のキャプチャが無い等、今の所まだ Snipping Tool のほうが高機能。

関連サイト

OneTab のダークテーマ

OneTab は開いているタブを一時的に退避できる便利な拡張機能です。
しかし現状ではダークテーマやダークモードは無く、Chrome 拡張機能には Stylus などでスタイルを適用することもできない為、OneTab のスタイルシートを直接書き換える方法でダークテーマを適用します。

この方法には拡張機能のバージョンアップ時に元に戻ってしまう欠点があり、都度書き換えが必要ですが、書き換え範囲はごく狭いので簡単に行えます。

作業手順

下記の手順で書き換えを行います。

  1. OneTab の CSS ファイルを探す。
  2. 念の為ファイルをどこかへコピーしておく (不要なら省略可)。
  3. CSS ファイルをテキストエディタなどで書き換えて保存。
  4. OneTab を再読み込みする。

CSS ファイルの場所

"C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\プロファイル名\Extensions\…\1.18_0\onetab.css"

上記の “…” は OneTab を開いた時の URL "chrome-extension://…/onetab.html" の “…” の部分、“1.18_0” はバージョン番号で、最新のものを選択。

プロファイル名は 1ユーザのみなら "Default" で、複数ユーザで使っているときは "Profile 1" などに存在する場合があります。

CSS の書き換え

一番上の body{ }.clickable{ } の部分を下記のように書き換えます。

備考

colorbackground の色指定はお好みで変更してください。
バージョンアップ等で書き換えが頻繁になった時は、Chrome 拡張のフォルダへのショートカットを作っておくと便利です。

SSD の最大消去回数 (MLC, TLC, 3D TLC)

SSD の書き込み特性

SSD は書き込まれたセルをブロック単位で消去してから、(ブロックより小さい)ページ単位で再書き込みを行う。
書き換えが可能な回数には限界があり、最大回数はセル毎のビット数や微細化の度合いなどにより大きく違う。

最大消去・書き換え回数

SLC, MLC, TLC と、ビット数の増加の度に概ね 1/10 程度に低下 (全て平面型の場合)。
一般に SLC は 10万回、TLC は 1000回程度と言われている。

3D TLC は 3000回程度と言われている。
3D NAND は、従来平面的に配置されていたセルを立体構造にすることにより、単位面積あたりの容量が大きく向上しており、同世代なら平面型より書き換え可能回数が増加する傾向にあるようだ。

製品の耐久性

既に一般向け製品はほとんどが 3D TLC か TLC になっており、3D QLC も登場している。そのような製品レベルではコントローラの違いや (DRAM や SLC を用いた) キャッシュの有無も重要で、それらによる消去・書き込み最適化の度合いが消去回数に大きく影響する。
安価な SSD にはキャッシュ非搭載の製品があり、パフォーマンスや耐久性に良くない影響があるものと思われる。

参考サイト

ソリッドステートドライブ - Wikipedia
NAND型フラッシュメモリ - Wikipedia
3D NANDフラッシュとは | Tintri