VSCode: 突然 Python の構文チェックエラーが増えた時は

VSCode の Python 構文チェックで、ある時から急に見慣れないメッセージが増えたら、それは Pylint のオプション設定が原因かもしれない。

対象

  • Python の構文チェックに Pylint を使っている (VSCode のデフォルト)
  • 構文チェックで、以前は出なかった問題(警告, ヒント)が表示される
  • Pylint のオプションを設定したことがある

原因

VSCode では、pylintrc ファイルまたは設定 UI から Python › Linting: Pylint Args で Pylint 実行時のオプションを指定できる。これらは特定の警告を無効化したいときに便利だ。
しかしながら Pylint のオプションを指定すると、デフォルトで有効な Pylint Use Minimal Checkers が強制的に無効化されてしまう。

この挙動は、双方のオプション同士の衝突を避けるためだと思われるが、なかなか不便だ。それならその可能性を指摘してくれるだけでいいのに…という感じがしないでもない。

対処法

Pylint Use Minimal Checkers の環境を取り戻すには、自動設定されていた Pylint のオプションを手動で設定(Ctrl+,)の Pylint Args (または pylintrc ファイル) に追加する。

追加するオプションは、下記の通り。

  • --disable=all
  • --enable=F,E,unreachable,duplicate-key,unnecessary-semicolon,global-variable-not-assigned,unused-variable,binary-op-exception,bad-format-string,anomalous-backslash-in-string,bad-open-mode

なお、これらのオプションの具体的な意味は、VSCode 公式サイトに記載されている。

軽快動作のテキストエディタ Mery のインストール

シンプルで軽量かつ高機能なエディタ Mery をインストールしてみます。

mery_text_editor_tab.png
Meryで複数タブ編集

Mery の特長

  • 高速起動。サクラエディタと遜色ないレベル。
  • 省メモリ。概ね 10~20MB 程度。
  • UTF-8, Unicode に対応。絵文字も使える。
  • Monokai などの今風のテーマがデフォルトで入っている。
  • HTML, CSS, JavaScript, Python, PHP などのシンタックスハイライト (編集モード) 設定。
  • プラグイン、マクロ機能あり。
  • 複数表示はタブ形式、複数ウィンドウ形式を選択可能。

インストール

安定版は窓の杜または Vectorから、最新βは公式サイトからダウンロードできます。

対応 OS は、Windows 10, 8, 7, Vista, XP (32ビット, 64ビット) です。
ここでは 64bit の ZIP版を入れてみます。

  1. ZIP版をダウンロードして任意のフォルダに解凍。
  2. Mery.exe のショートカットを作って起動。

初期設定なども特に必要なく、そのまま動きます。

なお、アップデートやアンインストールについては ダウンロード - MeryWiki をご覧ください。

関連付け

テキストファイルなどの関連付けはエクスプローラの右クリック「プログラムから開く>別のプログラムを選択」から、その他のアプリを選択して別のアプリを探すか、公式のMery 関連付けに書かれている方法で行いましょう。

カラーの絵文字

ツール>オプション>「表示」タブの右下にある「詳細」ボタンを押して DirectWriteを有効にする 及び カラーフォントを有効にする にチェックを入れると、絵文字をカラー表示できます。

Mery の用途

テキストはもちろん、Markdownや簡単なスクリプトの修正を行いたい時に、即座に編集できる。
VSCode や Sublime Text などの高機能エディタは起動がやや重いので、それらの起動が面倒なときに大変便利です。

少し不便な点

基本的にはかなり使いやすいのですが、いくつか不便に感じる点もあります。
個人的な感想ではありますが、気になった点を挙げます。

  • Sublime Text のショートカットキー、現在選択行の上下移動 Ctrl+Shift+↑↓ に相当する機能がない。これはコード修正の際によく使うので、是非欲しい。
  • Markdown のシンタックスハイライトが入ってない。但し、公式の構文ファイルにリンクがあるので比較的簡単に設定できる。
  • シンタックスハイライトの設定機能がたぶん若干弱い。あまり凝った指定はできないので、文章形式によっては充分に対応しきれない。

Anacondaのインストール

Anaconda で Python の実行環境を作った際のメモです。

Anacondaとは

Pythonの人気ディストリビューションのひとつ。
Windows, macOS, Linux に対応。

2018年現在の Windows では、公式パッケージよりも Anacondaをインストールするほうが良いようだ。

また、Pythonと一緒に便利な関連ツールもインストールできる。

  • Jupyter Notebook
  • JupyterLab
  • Qt Console
  • Spyder
  • Visual Studio Code (VSCode)

これらはインストール後にランチャーから削除もできるので、とりあえず入れて使ってみるのがオススメ。

anaconda_navigator_ss.png
ランチャーの "Anaconda Navigator"

インストール

Anaconda (Python 3 の 64bit版)を公式サイトからダウンロード。
Miniconda という、最小構成のパッケージもある。ライブラリを自分で入れるならこちらがお薦め。

何れも日本語化はされていないが、英語力はそれほど必要ない。
インストールオプションはデフォルトでも大丈夫。インストール先と、環境変数のパス追加はお好みで変更。インストール時間は15分前後かかる。

Anaconda のインストール後に、続けて VSCode の同時インストールができる。こちらは日本語化済み。

使い方

関連ツールやパッケージ管理のランチャーとして Anaconda Navigator が付属している。初回はこれを使うと機能が解りやすい。
ただ、Navigator の起動はまあまあ重いので、Anaconda Prompt などのコマンドラインから Jupyter Notebook や conda を呼び出すほうが便利かもしれない。

VSCode はもちろん、単独で起動できる。

Python 2.7のインストール

Anaconda では他のバージョンの Python も追加インストールして、いつでも切り替えて利用できる。この機能は一般に仮想環境と呼ばれる。

インストールは Anaconda Prompt を起動して、conda createコマンドで行う。

> conda create -n py27 python=2.7 anaconda

コマンドの最後にanacondaを付けると、各種追加パッケージも一緒にインストールされる。この場合は結構時間がかかるので、調べ物でもしながら気長に待とう。

完了すると py27 という別環境が構築されるので、この名前を指定して切り替える。
すぐに切り替わるので、続けてバージョンを確認。

(base) C:\> activate py27
(py27) C:\> python --version
Python 2.7.14 :: Anaconda, Inc.

deactivateで元の環境(Python 3)に戻る。

> deactivate

conda

conda は Python のパッケージマネージャ。pip に類似したコマンドを持つ。
Pythonの別バージョンの共存インストールもできる(上記参照)。

パッケージのインストールはconda installで行う。

> conda install パッケージ名

conda でパッケージを探して無ければ pip も使える。
但し、conda と pip にはパッケージのフォーマットに互換性がないので、併用する際には双方で管理するパッケージ群が重複しないように注意が必要なようだ。conda には無いパッケージも結構あるので、このあたりが Anaconda の弱点かも。

パッケージ追加エラーの謎

僕の開発環境(Windows 10, 64bit)では、コマンドラインからパッケージを追加すると、毎回赤文字でずらっとエラーが出る。しかしインストールは成功しているようで、再度追加しようとすると今度はインストール済みと表示される。また、モジュールは import して問題なく使える。

インストール時に Windows の管理者権限を付与してもしなくても同じなので、それが原因でもないようだし、良くわからない(´・ω・`)?