表示中サイトの TLS バージョン等を確認する

Webサイトを https化した時などに、ちゃんと TLS で接続されているか調べたい場合は、PC版 Chrome のセキュリティパネルで確認できます。

chrome_security_tls.png
ChromeのDeveloper Tools 「Security」パネル

セキュリティパネルの表示手順

  1. Chrome で確認したいサイトを開く。
  2. Ctrl + Shift + I でデベロッパーツールを表示。
    • またはメニューから その他のツール>デベロッパーツール を選択。
  3. Security タブを選択。
  4. 左側ペインの Overview または サイトURLを選択。
    • 左側にサイトURLが表示されていなければ、Ctrl + R などでページを再読み込みする。

表示されたセキュリティ情報の Connection (Protocol) で、TLS 1.2 などで認証及び暗号化されていることが確認できます。

また、左側に Non-secure origins が表示されていれば、それらは TLS/SSL なしで (httpで) 転送されています。

SSL と TLS

TLS は SSL の後継バージョンです。
SSL は既に脆弱性が発見されており、現在では TLS のみの利用が強く推奨されています。しかしながら一般には、TLS も含めて SSL と呼ばれる事も多いようです。

Opera のキャッシュ保存先を変更する

Windows 版 Opera のキャッシュデータの保存先を変更する手順です。

  1. Opera が起動していれば一旦終了。
  2. 起動ショートカットのプロパティを開く (必要ならばコピーしてから)。
  3. 「ショートカット」タブの「リンク先」にオプション -disk-cache-dir="キャッシュ用フォルダ名" を追加。
    例 : "C:\Program Files\Opera\launcher.exe" -disk-cache-dir="D:\cache\Opera"
  4. ショートカットから Opera を起動。
  5. URL欄に opera:about と入力してキャッシュのパスが変更されているのを確認。

キャッシュ保存先のデフォルトは Cドライブになってますが、Cは SSD だから酷使したくない場合や、追加した高速な SSD で爆速 Opera を堪能するんやで…!という方は是非お試しください。

pc_opera_property_ss.png
Opera ブラウザのプロパティ

※ 2018年4月現在の最新版 Opera で確認しました。

ストレージとメインメモリの違い

ITmediaにこんな記事が掲載されていた。

知らないと恥ずかしい? メモリの「RAM」と「ROM」の違い - ITmedia NEWS

PCにある程度詳しい人でなければ、メインメモリ(RAM)とストレージ(HDDやSSD等)の違いというのはなかなか分かり難いようで、実際僕の周りでもこの区別がついてない人は多く、説明に苦労した経験がある。
これらは少し昔の、HDD主流の時代から混同されやすかったが、SSD(フラッシュメモリ)の登場以来、その違いはなおさら解りにくくなっている。なぜならばフラッシュメモリもメモリの一種だからだ。

上記ITmediaでは混同の問題が、RAMとROMの違いという視点から書かれている。 けれどこの混同の根本的な原因はそこではなく、「メインメモリ(主記憶装置)」と「ストレージ(補助記憶装置)」の違いと、それらの働きが理解できていない事によるものだろう。

2017年現在、PCやスマホなどのメインメモリはRAM(DRAM)だ。しかしながら、メインメモリがRAMである必然性はない。 メインメモリには今現在、RAMが最も適しているからRAMを採用しているに過ぎない。 高速にデータを読み書きできるのであれば何もRAMである必要はなく、それどころか半導体メモリである必要すらない。その意味では「主記憶装置」という表現がより適切だが、ここでは一般的な表現を軸に説明する。

メインメモリがRAMである理由

PCやスマホを含む現在のあらゆるコンピュータは基本的に、何らかのデータ(とプログラム)を元に内部で複雑な処理(演算)を行い、その結果を画面に表示したり、外部に転送したり、内部に蓄積しておいたりする。 その処理をする過程で、一時的に、極めて高速にデータを読み書きできる保管場所が必要になる。それが「主記憶装置(メインメモリ)」だ。

主記憶装置は、高速に読み書きできる事が最も重要な為、高速かつ実用的な価格で製造できるDRAMがほとんどのコンピュータに採用されている。 DRAMはその構造上、電源供給が途絶えればあっという間にデータが消えてしまうという重大な弱点があるものの、この用途だと処理が完了すればデータが消えてしまっても構わないから問題にはならない。だがそれ故に、データを恒久的に蓄えておく場所「補助記憶装置(ストレージ)」が必要になる。

ストレージの現在と混同

ストレージは、電源を切っても消えないという特長の他に、安価かつ大容量である事が求められる。 その期待に応えられるのが、HDDだった。最近ではSSDなどのフラッシュメモリも、比較的小さな容量ではHDDに迫るか、むしろHDDより安価に製造できるようになってきている。 加えて小型で軽量、衝撃にも強いフラッシュメモリは、スマホを始めとする携帯端末において圧倒的なシェアを占めている。

RAMとROMの違いについてはITmediaの記事を参考にして頂くとして、そのような訳で、現在のコンピュータにはメインメモリとストレージという用途の違う記憶装置が必要であり、それらにDRAM及びHDD、フラッシュメモリが採用されてきたわけだ。

何を記憶装置に採用するかは、技術進歩と必要に応じて変化してゆくものだ。だから一般に混同されているものは、RAMとフラッシュメモリやROMの違いというよりも、メインメモリとストレージの違いだと言える。

ストレージがROMと呼ばれる理由

ITmediaの記事にも書かれている通り、ストレージをROMと表現するのは極めて不自然だ。 なぜならばストレージは読み書き(と消去)できるものであるにも関わらず、ROMという用語は読み取り専用のメモリを意味しているからだ。

件の記事では下の通り、スマホ等においてROMと表現される理由を「なぜか」と言っているが、フラッシュメモリの歴史的経緯を知れば原因らしいものが見えてくる。

国内で携帯電話などのサービスを提供する通信キャリアが公開しているスマートフォンのスペック表を見ると、なぜかデータを保存するストレージ容量を「ROM ○GB」として表記する慣習がある。2017年現在も大手3キャリアのスペック表を見ると、保存領域の容量をROMとして表現している。まるでRAMの対義語かのように。

現在でこそフラッシュメモリは頻繁に書き換えるストレージなどの用途に使われている。だが、当初のフラッシュメモリは高価・小容量などの理由で、ファームウェア(電子機器を制御する為の基盤プログラム)などのごく限られた用途にのみに使われていた。
そういった用途では、不具合修正等のアップデートや設定変更以外では書き換える必要がないため、特別な手順を踏まなければ書き換えられず、通常時は読み出し専用として使われていた。そしてそういう用途のフラッシュメモリは「フラッシュROM」とも呼ばれていた。

もうお解りだと思うが、このフラッシュROMという用語が、略して「ROM」と表記されるようになり、本来の意味が失われて今に至ってしまったというのが事の顛末ではないかと思われる。

蛇足ながら個人的には、RAMの対義語はROMで大体合ってると思う(消去書き込みの可否という意味で)。

メインメモリとストレージの未来

メインメモリとストレージは近い将来、統合という新たな段階を迎えようとしている。 DRAMの「電源を切ると消えてしまう」という欠点を解消し、高速動作を維持しつつ電源が無くても消えない新しいメモリの開発が進んでいるからだ。 この新メモリをメインメモリに採用すれば、原理的には現在のストレージは不要になる。PCやスマホに搭載するのは1種類の新メモリだけで良いので、同時に混同問題も解消する。いつでも瞬時に電源のオン・オフが出来るので、省電力にも大きく貢献するだろう。

課題は信頼性と価格、生産効率だが、もしHDDやSSDに迫る信頼性と価格で大量生産が可能になれば、あっという間にDRAMもHDDもフラッシュメモリも過去の遺物になってしまう可能性がある。現在の見込みではフラッシュメモリ価格の5倍程度と高価だそうだが、そんな夢のような未来が訪れるのだろうか?
しかし今まで夢を何度も実現してきたコンピュータの世界だ。夢の未来は案外すぐに到来する。

参考